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原則出社、しかし当日朝に各自様子を見て適宜判断を下すこと。ボジョレー・ヌーヴォーのごとく未曾有の台風と喧伝される56号、直撃が予想される明日の朝は地獄である。いくら会社が「適宜」と自己責任・自由意志の出社を求めてみたところで、様子を見てから出るわけもない。あらかじめ午後出社させていただく旨を伝えてきた。安心して目覚ましは九時。雨上がりを待つ読書の朝が予想される。▼東欧宗教に詳しい社内の先輩に、ミルチャ・エリアーデの『世界宗教史』をもしかして所持していないかと休憩時間に訊いてみたところ、持っていないが興味はあるという。私が『金枝篇』と何冊かの音楽関連エッセイを終えたあたりで交換できれば嬉しいが、どうなるかわからない。しかしこういう縁も旬モノなので、時が訪れたときにこちらの準備がまだできていないで機を逃すのはあまりにもったいない。だから、ここは台風に感謝して、頁をめくるのである。あと二十一人。
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