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聞き慣れない言葉ばかりで記された膨大な説明書を隅々まで熟読しながら、未知のソフトウェアを試行錯誤の手探りで動かしていく。こういう時間を楽しいと感じる人はエンジニア向きである。私は今日、この日に限り、熟練のエンジニアだった。▼弦楽器のときに経験済みなので対処法はそれなり心得ているが、新しい楽器の音源を調査するときにいちばん困るのは奏法や部位を表す知らない単語である。今回は、かつての反省を活かして、音源を手にするまでの猶予期間にしっかり楽器の解説書を読み込んでおいた。本屋さんはさぞかし多くの楽器を弾く人だと思ったことだろう。実際には何も弾きはしない。▼結局は日本語と英語の表記ゆれに苦しめられたものの、準備の甲斐はさすがにあって前ほどの苦労なく全てのアーティキュレーションを出音と操作の関係で頭に入れることができた。早速数秒ほどのデモをつくってみる。なかなかいい感じじゃないか。今日はご満悦である。
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