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将棋電王戦。有明コロシアムで行われた先日の初戦は、竹内章氏開発の「習甦」が菅井五段を破り、コンピューターソフト陣営の初白星をあげた。<羽生>の文字をその名に擁し高みを狙うプログラム、前回は無理攻めが祟り、最後まで攻めきれずに逆襲の敗北を喫したが、今回は防御力の高い試合運びで、プロを相手に雪辱を果たした。▼次戦を戦う「やねうら王」には、開発者のプロフィールといい、直前の「バグ修正」が呼んだよろしからぬ波紋といい、何かと話題は尽きないが、とにもかくにも賽が投げられた後は、禍根の残らぬ良い試合を望みたい。プロが負けた場合の修正に対するクレームは、少なくとも外野からは必至だろうが、どういう結末にせよイベントそのものの意義や面白さを損なうごたごたは見たくないものだ。▼尚、今回は、ロボットアーム「電王手くん」の存在感も大きかった。解説からは「動きは可愛いんですが、指し手は厳しいんですよね」の褒め言葉。
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