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つづいて『日本人のためのリズム感トレーニング理論』を読了。以前、同じ著者の『大人のための音感トレーニング本』を読んで、これはちょっと……と渋い思いをしたので発売後も躊躇していたが、評判がいいのでリベンジしてみた。結果は、やはりいくつか難はあるものの、リズムにまつわる理論、口伝、エピソードをわかりやすくまとめている点で好評価。これなら友達にも十分オススメできる。▼難は三つ。一、引用と薀蓄が過剰すぎて食傷気味になる。人の著書、ブリタニカ、ウィキ、その他文献からの引用文の量が半端ではない。余計な情報が多すぎる。ニ、付録CDのつくりが趣旨と真逆。本文で体よく弁護しているものの、これだけ「生きたリズム」の重要性を説いて、そのための訓練CDが打ち込みとは。三、主張の核心が「とにかくイメージすることが大切」という、教本あるあるに回収されている点。それが出来れば苦労はしないと突っ込みたくなること請け合い。
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