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Hisa Ando著『プロセッサを支える技術 −果てしなくスピードを追求する世界』読了。ソフトカバー実用書系にして、この情報密度。このわかりやすさ。素晴らしい。▼アセンブラ、高級言語、オブジェクト指向、ミドルウェア……機械語から離れに離れて、プログラマとプロセッサの仲は絶望的なまでに疎遠となってしまった。あまつさえ、CPUの内部構造なんか、興味のある方がマニアックで気持ち悪いと言わんばかりの風潮だ。「プログラムなんて動けばいいんだよ」そんな言葉に言いようのない反感を覚えたら、悪いことは言わない、ぜひ読んでみよう。▼後輩には確実に読ませたい一冊。ただ、とにかく情報の密度が高いので、ある程度の基礎知識は必要だし、ひとつひとつの項目をきちんと理解するには時間がかかる。しかし、この本が優れているのは、それでいて難解ではないところだ。解説のツボを見事に押さえている。図表の配置だけが残念だが、許容範囲であろう。
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