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燻製専門店へ行く。いろいろツッコミどころはあるが、主に二点、勉強した。▼鶏肉の燻製、串の燻製はたしかに旨かった。しかし、店の売りはどちらかというとその他の変わり種で、豆腐、サラダ、柿の種、牛タン、シュウマイ、すべてに「燻製の」と接頭辞がついている。そうして、悲しいことにこれらが良ろしくない。ふつうに各々食べるのと比べたら、ただ口の中が煙たいだけだ。王道は良、邪道は悪。教訓その一、応用力がないのなら王道に徹するべし。▼さらに、ありとあらゆるメニューが「燻製の」であるために、次々煙たい品が現れて燻製味から開放される暇が全くない。燻製に自信があるのはよくわかるが、その自慢の燻製を味わうためにも、たまには燻製でない品を口に入れないと舌がつかれてしまう。まるで休符のない音楽みたいだ。教訓その二、伝えたいことは小出しにするべし。飽きられては元も子もない。尚、良い話題ではないので店の具体名は伏せておく。
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