400
Post/Edit Page
GAJAPAN、なかなかいい本をつくる。書籍のサイズもちょうどいいし、写真の多めな組版も魅力的だ――『ル・コルビュジエ読本』読了。▼鈴木恂、入江経一、青木淳、林美佐、千代章一郎、隈研吾、井上章一、鈴木了二、吉阪隆正、平田晃久、高間三郎、米田明、佐々木睦朗、伊東豊雄、磯崎新、槇文彦、原広司、月尾嘉男、横山禎徳。十九人の語る十九様のコルビュジエ。住宅のコンセプトから見る哲学と人柄、後期の傑作「ロンシャンの礼拝堂」「ラ・トゥーレット修道院」をめぐる大家晩年の考察、そして、チャンディガールに見る都市計画のあれこれ。コルビュジエをざっと概観する教科書としては、ライトでスリリングで文句なしだ。▼単純な脳で恐縮だが、今までどちらかというとミース寄りだった私も、各氏のコルビュジエ熱にあてられてだいぶ彼が好きになった。3Dパース全集で文章と写真から起こした建築物の粗を補完しつつ、もう少しフォローしてみたい。
pass:
Draft