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微調整、と修正履歴に書かれたリソース。納品日は〆当日。滑り込みで流れてきた小さなデータ群の中のひとつ。もはや申請の無い修正は不可、という時期に調整を加える特別な許可が上から降りたところであった。そうして、それはバグっていた。▼人は失敗する余地があれば失敗する。たとえそれがどんなに軽微な「微調整」でも、事前に引いたセーフティラインを超えるような変更に安易な許可を与えるべきではなかった。許可を与えたのは私ではないが、私も、その修正ならまさか既存の挙動を壊すようなバグは仕込んでくるまいと思っていたのだから同罪である。やらかす人はやらかすのだ。担当者は向こうさんの若手であった。▼ともかく、仕方がない。ただ、こういう苦い体験を多く通過して、安牌しか切れない人間不信気味の仕事人になってしまうのはダメだろう。他人の仕事に対して慎重になるのと、他人を信用しないのとは違う。そこはこちらの心構えの問題である。
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