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その筋では有名らしいが、私は寡聞にして全く知らなかったピアニスト、シプリアン・カツァリスのショパン「バラード」と「スケルツォ」集を買う。その隣に並んでいたアシュケナージのバラードは、なぜか定価2500円の品が1000円になっていたので、合わせて籠に入れた。ルービンシュタインを超える、あるいはせめて近づくレパートリーが欲しいところで、バラード1番とスケルツォ3番は探索中なのだ。▼アシュケナージはまだ聞いていないが、カツァリスはかなり良かった。残念ながら私にとってルービンシュタインに及ぶことはなかったが、これならようやく「好みの問題」と言えそうなラインだと思う。一拍目のもったいの付け方と、要所要所の音の跳ね方が性に合う人なら、ぴたりと来るかもしれない。私にはどうもそこが合ってこない。▼この頃は手を伸ばしてバラード2番とスケルツォ1番も楽しく聴いている。他のナンバーはまだ耳に通しているくらいだ。
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