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生まれてはじめて生の茄子を齧った。どうぞ、そのまま食べてくださいと差し出されたツヤツヤのなすびに半信半疑ではあったが、しゃくっと噛んだらまるでりんごのような甘さと水々しさである。旨い野菜の生は本当に旨いと言うが、まさか茄子まで。認識を改めさせられる食体験だった。皮ごと食べて文句なし。▼このご時世に都会生まれの都会育ちともなると、新鮮な野菜を口にする機会もそうそう無くて、生野菜即ちサラダか何かという考え方になってしまう。しかし、もし田舎ではどれもこれも野菜があれほどの味わいを自ら持っているのだとすれば、なるほど肉だの揚げ物だのと油や脂に頼らなくてもやっていける理由がわかるというもの。音源のクオリティが高ければ、闇雲にエフェクタを刺さなくても生のままOUTに送って遜色ないようなものだ。会社の近くにも、新鮮で旨い野菜を手頃な価格で出してくれる店があればよいのだが。願いつつ、またラーメンであろう。
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