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「リアルタイムカメラ」を借りて読む。値段が高いので手を出しにくかったが、同僚が貸してくれたので渡りに船だ。このたびは熟読ではなく、知りたい情報を得るためにざっと目を通しただけだが、書籍の醸す印象ほど数学についての記述はないんだなと思った。どちらかというと企画者向けのカメラ概論か。カメラにはこういう種類があって、こういうパラメータがあって、こういう要件があって……という知識の集成に近い。▼理想的なカメラが何たるかはわかった。「それで、どうすればそれを実現できるの?」という実装者の要求に答える本は、今のところ出版されていないように思う。洋書も探したが無いようだ。抽象度が上がるとカメラというより制御工学になってしまう。インタラクティブなカメラプログラムの設計という視点ではない。▼今はまだ、場合分けによる力技が最適解なのだろう。恐るべきは自然な振る舞いに見えるまでケース文を書き続ける愚直さである。
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