400
Post/Edit Page
弟が久しぶりに喘息の発作を起こした。それもかなり重度で、普段なかなか病院に行きたがらないのも祟り、折り悪く吸入薬も切らしている。これはいけないということで、救急にかかるべく近くの総合病院に電話すると、今日は喘息担当の先生がいないから対応できないと言う。緊急だから吸入だけでも、という申し出も却下。別のところへ行ってくれとのことであった。▼私も昔、正月にインフルエンザで39度超の熱を出してその救急を訪れたとき、たぶん風邪ですねとにべもなく追い返されそうになった恨みを忘れてはいないが――なんのための総合病院なのか、わかったものではない。治療の機械だけご立派に陳列して、しかし本当に使いたい人が使いたいときには使えない。ハードウェアだけピカピカに揃えて、ソフトウェアの部分は利用者のことなどまるで無視したボロボロの状態というシステムづくりは、日本の伝統的悪癖である。代替医療に客を取られる所以もわかる。
pass:
Draft