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途中で終わっていたマレイ・ペライアのCDインポートを続行。ショパンのバラード四曲が収録されたCDまで頑張ってみた。早速、バラード第一番の聴き比べ。これで同曲の比較は五人目になる。▼端的に。好きか嫌いかで言えば好き。ポリーニよりドラマティックで良く、ホロヴィッツよりは面白みに欠ける。五人の中ではちょうど中央だが、中央値でも平均値よりは上といった印象。第一番に限らず、二番も、三番も、四番も、どれも無難にこなしているのが逆に凄みと言うべきか。間の取り方が誰よりも長い。これをリリカルと形容するのかは知らぬ。四曲の中では三番が最も好みだった。▼とにかくペライアは安心して聴ける。録音状態も新しくて良いので、当然ステレオだし、古い録音にありがちな耳障りなノイズも聞こえない。表現は奇をてらうこともなく、かといって平々凡々でもなく、安定株のポジションへ落ち着きつつある。箱物の価格でいえば、確実にお買い得だ。
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