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中華屋さんで昼ごはんを食べていたら、備え付けのテレビでイギリスのEU離脱が確実との速報が流れた。七割方開票が終わった段階で離脱票が残留票を3%近く引き離していたので、残りの地域が残留派だったとしても巻き返しはつらかろうなと思っていたが、やはりの結果になった。▼これからどうなるのだろう。経済アナリストの分析やブログを読んでいても、可能な未来がたくさんあるとわかるだけで、どの道に入っていくかはさっぱりわからない。ただ、多くのルートでイギリス貧困層の未来はあまり明るくないようだ。この手の大きな決定が、たいてい窮地にあるものの窮状を加速するのは不思議である。敗者に巻き込まれたくない人々の勝ち逃げ狙いと、地獄を見つめて生きるのに疲れた人々の死に急ぎが、言わば同時に弱者を殺す方へ作用してしまうのかもしれない。▼何にせよEUにはヒビが入った。修繕が成るか、あるいは大破か。不穏なことにならなければと願う。
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