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多くの動画配信サービスには、ユーザーの通信速度に合わせて画質を自動で調整するオプションがある。このオプション、速いときは高画質、遅いときは低画質に切り替えて、音と映像に途切れがないよう動画を見させてくれるので、一見素晴らしい機能に思えるのだが、無配慮に使うと危険な一面もある。通信量である。▼最近の「高画質」はたいていHDを意味する。そうして、動画フォーマットの違いこそあれ、HDの視聴に必要なデータ量は約900KB。単純計算で二時間の映画を観ると6GB消費することになる。キャリア三社の通信速度は昼や夕方などのピークでなければ10Mbps以上は出るので、迂闊に映画など観ようものなら月の通信量制限を一瞬でオーバーしてしまうわけだ。HDならまだしも、フルHDや4Kが選択可能な動画など、ドラマを一話うっかり観ただけでおしまいである。通信量テロである。▼そういうわけで自動設定は推奨しない。中画質あたりが無難である。
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