400
Post/Edit Page
キーを上げ下げしてゲシュタルト崩壊を防ぎつつ、思わぬ瑕疵を見つける手法についての補足。かなり昔、この手について公に話したところ、実際にどれくらい上げたり下げたりするのかという質問をもらったことがある。私の答えは今でも変わらない。プラスマイナス「3」である。▼4以上を聴かない理由は単純だ。上下幅が3を超えると、響きが違いすぎて違和感がアテにならなくなってくる。妙な場所を見つけるための手なのに、どこもかしこも妙に聞こえてきては困る。一方、ときに3まで上下させる理由は、プラス3やマイナス3が、ちゃんと「高すぎてキンキン」したり「低すぎてドロドロ」したりするのを確認するためだ。プラス3が普通に聴けてしまうとしたら、オリジナルの音域が低すぎる可能性がある。そして逆もしかり。3はほとんど音域確認用である。▼時折+1の方が断然良く聴こえる場所があったりして悩ましいが、差し引いても有効な手だと思っている。
pass:
Draft