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寒波が襲ってきている。寒いなんてものじゃない。▼しかし、今日は「quite a few」の話にしよう。この表現、出会ったときから解せなかった。「quite」は動詞や形容詞を修飾して「まったく」「すっかり」といったニュアンスを付与する。対して「a few」は少数の、という意味だ。しかし「quite a few」は「相当数の」である。まったくもって少数であることが、どうして相当数になるのか。▼調べても鵜呑みにできる説明はあまりない。結局、イディオムだからという以上の理由はないのだろうが、a fewという「正確な数はわからないが何かが数個ある」状態を、quiteで最大限に強調することによって「何個かはわからないが、かなりの数がありそうだ」というニュアンスを醸すという解釈が良さそうに思える。このあたりが限界だろう。日本語だって似たようなことはある。「寒いなんてものじゃない」は非常に寒いが、「寒いなんてことはない」なら寒くはないのだ。
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