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十四日に吉田輝星投手の球が素晴らしいと書いた。その後、横浜高校はこの吉田投手擁する金足農業に敗れたので、それならばあとは金足農業を応援しようと決めて観ていた準々決勝である。▼九回裏、一点ビハインド。最後のチャンスに連続ヒットでランナーが二人出て、つづく四球でノーアウト満塁。そうして次の打者はまさかのスクイズを決行。最高の打球が三塁方向に転がる。同点に湧く球場。一塁送球。しかし、サードが自分を見ないと確信していたセカンドランナーが自身の判断で本塁へ突っ込み見事生還。サヨナラ2ランスクイズという極めて珍しい劇的な幕切れとなった。▼記事によると、金足農業はこの2ランスクイズの形を何度も練習していたらしい。その形がそっくり土壇場でまわってきた。セカンドランナーはチーム一の俊足。打者はバントの名手。練習通りにやれば絶対にいけると選手は確信しただろう。▼決定機に物を言うのは日頃の地道な練習以外にない。
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