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昔から、英語には「驚いた」の表現が多いなと思っていた。マニアックな単語まで引っ張り出してくるならともかく、受験英語の範疇に限っても「驚く」系の単語は驚くほど多いのだ。▼Amazed、Surprised、Shocked、Stunned、Astonished、Astounded……。思いつくだけでもこれだけある。類語辞典を引けば他にも出てくるだろう。それぞれニュアンスが違うことは理解しているが、日本語に対訳しようと思っても簡単にはできない。どんな驚き方をしたのか、ニュアンスのままで理解するか、驚きの質を形容する言葉を付け加えるしかない。ちょっとした驚き、呆気にとられる驚き、衝撃が走る驚き、びっくり仰天するほどの驚き――などなど。▼それに、例示した単語の全てが「驚かせる」方を主語に取る他動詞だという点も不思議だ。Getを使うイディオムはあるが、Getも形を変えた受動態のようなもの。驚きを表現する自動詞はなさそうに見える。驚きは外からやってくるのだ。
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