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新年明けてから退職のお知らせが相次いでいる。新人や若手ではない。技術の中堅を担うベテラン層だ。新陳代謝と見るか、崩壊の序曲と見るか。今はまだわからない。▼会社が大きく変わろうとしているのはわかる。前進の意欲は誰の目にも明らかだ。問題は、前進の先に目指す会社のビジョンが共有されていないことにある。経営陣は規模感と野心を語る。しかし、売上高や社員数だけで語られても労働者にはピンと来ない。知りたいのは具体的なイメージだ。要するに、どの会社に近づきたいのかである。▼もっとも、経営陣がありていに「我が社が目指すのは〇〇だ」と他社に言及するわけにはいかないだろう。ただ、はっきり言えないまでも、何かしら匂わせてくれないと推測のしようがない。経営陣が現場にビジョンを共有させたいと思う以上に、現場は経営陣とビジョンを共有したいと思っている。あとは伝え方の問題だろう。大事なことだ。お察しくださいでは通らない。
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