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自分の中に一本筋が通っていて、判断基準が首尾一貫している状態。良いことのように思える。確固たる自分があると言える状態だ。しかし、その確固たる自分とやらの判断、メンタルブロックでないと言い切れるだろうか。人生を貫く背骨。物語。それに基づく価値判断。ブレない基軸。それらは、実は成功体験によって強烈に刷り込まれてしまったメンタルモデルに過ぎないのではないだろうか。どうやって区別するのだろうか。▼これは見た目以上に厄介な問題だと思っている。結構、多くの人が、この確信と疑惑の間を行き来しているのではないだろうか。試行錯誤の末に成功して自分が成ったと確信するも、いつしか枷に囚われている気がしてもがき始める。しかし、もがくこと自体が自分を見失った結果だと思い始め、初心にすがる。心のどこかで、ただ窮屈な牢獄に帰ってきただけかもしれないと疑いながら……。▼答えはない。行ったり来たりを楽しむしかないのだろう。
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