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子どもたちが帰ってきた。また日常が始まる。▼子どもたちがいない間のこと。不思議なもので、皆がいるときはチャキチャキやっていた家事も、誰もいなくなった途端、急にやる気がしぼんでしまう。たった数枚の皿と、たったひとつのフライパンなのに、なぜだか洗う気力が湧いてこない。面倒くさい、後でやろう、などと思ってしまう。そうして、後回しにすると、後になっていよいよ面倒になる。何をするのにも身体が重くなったように感じた。▼同僚は、この現象を「家事効率が下がる」と表現した。皆がいるときの家事は皆のためになる。ありがとうと感謝もされる。しかし、自分一人になると、家事をしても自分しか得する人がいない。同じ仕事量でも見返りが少ないのだ。仕事は何も変わらないのに、いきなり給料が三分の一、四分の一になったようなものである。大義に感じるのも当然というわけだ。▼忙しいのは無論だが、そういう見方もある。今日からまた全力だ。
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