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二日の仕事を五日と見積もって、想定外のアクシデントと上司の捻じ込みによって結局は十日を費やす。最初から最後までいい加減だ。もう見積もるのすら馬鹿らしい。そんな声も聞こえてくる。▼が、これは見積もる方にも問題がある。というより、この手のトラブルが多発する場合、チームに階層がひとつ足りないと見るべきだ。見積もりとは未来の予測である。であるなら、ありうる事故、ありうる無茶ぶりの期待値も、そこには含めなければならない。二日の仕事はちゃんと二日と見積もり、そこから派生する実装、波及する諸問題、諸々の期待値を足してバッファとしていくのが正道である。それができないとしたら、個々のメンバーに経験が足りないか、その見通しを立ててくれるベテランリーダーの層が足りていないのだ。▼全体を見据えて要求を出す上司と経験の浅いメンバーが見積もりにおいて直通していることが災禍を引き起こしている。中間が薄くなりすぎたのだ。
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