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昨日の続き。▼単語の暗記は、いかに周辺記憶を巻き込めるかが勝負になる。言い換えれば、優秀な周辺記憶になりそうなコンテキスト――出会った状況、場所、タイミング、意外性、印象、豆知識、誤解――を最大限利用できるかどうかが効率の鍵となる。単語帳以外での遭遇を好機と捉えられるかどうか。視野を広く持ち、文脈の価値を見抜く嗅覚こそが暗記の要であるといっても過言ではないだろう。▼さらに進んで、文脈がなければ自分で作る工夫も必要だ。何度やっても覚えられない単語は、覚えるのに必要な情報量が足りていないと判断しよう。たとえば、紐付ける日本語が少なすぎる。辞書に訳がひとつしかなくても、十通りの日本語表現を考えてみれば、単語の定着率は遥かに上がる。あるいは類義語を必ずひとつ頭にセットで入れておくとか。その単語を使った会社の名前を考えてみるとか。▼とにかく遊ぶことだ。遊べば文脈が生まれる。文脈が記憶を助けてくれる。
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