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TOEIC・英検といった英語学習や資格の話になると、決まって「日常会話」や「ネイティブ」を持ち出す人が少なからずいる。曰く、多少勉強したところで日常会話もままならないとか、ネイティブのようには話せないのだから、英語が必要なシーンはネイティブに任せればいいのだとか。▼簡潔に。ビジネス英語は日常会話とは用途が違う。ビジネスにおける情報受信、意思疎通、意見表明をより流暢に行うための英語を習得するのが目的である。日常会話云々は、出来るに越したことはないにせよ、また別の話である。そうして、ネイティブについては些か美化しすぎている。日本人なら誰であっても、ビジネスの場で恥ずかしくない言葉を使い、筋の通った意見を述べられるだろうか。そんなわけはない。ネイティブ=その言語の達人という考え方は妄想なのだ。▼しかるべき場でふさわしい言語を使いこなすことは、学習によって身につけるスキルである。それ以外ではない。
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