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ツイッターのタイムラインに、毎日素敵なイラストが流れてくる。すごい供給量だと感心していたが、あるときふと検索してみると、思いのほか新規の作品は少なかった。過去の絵の再掲、あるいは過去ツイートの拡散が多くを占めていた。偉人の名言を綴った日めくりカレンダーのように、過去の遺産が順繰りにめぐってきていたのだ。▼これこそツイッターならではの良さだと感じる。ツイッターから長らく離れていたからこそ、逆にそう思う。リツイートによって構成されたタイムラインは、通時性のファンタジーなのだ。ひとつひとつ、呟きの出自を調べてまわりでもしない限り、タイムラインはまごうことなき時系列として私の前に立ち現れる。忙しさ故、興味のなさ故、怠惰故、見逃し続けてきた膨大な過去が、日々目新しいコンテンツとして蘇ってくるのだ。そうして、同じ復活のプロセスによる蘇生が期待できるからこそ、流し読みでいいと思える気楽さもあるのだろう。
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