400
Post/Edit Page
「Aという問題が起きまして、Bを直したら直ると思うんですけれど、Cのところだけはよくわからなくて、とりあえず修正してもいいですか?」なかなかに要領を得ない相談を受けた。脱線を省略したことで、本筋の支離滅裂さが浮き彫りになっている。▼Aの深刻さがわからない。今すぐ修正すべきなのか、致命的な不具合なのか。Bを直したらAが直ると考える根拠も不明だし、その修正が及ぼす影響の範囲も謎。Cがわからないまま修正することのリスクも明らかにされていない。その状態で「とりあえず修正」して良いかと聞かれたら、ノーと答えるしかない。さらに問い正したところ、実際に更新するのはDというデータであることもわかった。混乱の極みである。▼こういう論理の破綻、情報の錯綜が積もり積もって管理サイドが崩壊することもあるのだろうと、いくつかのプロジェクトに思いを馳せた。論理の首尾一貫した仕事をしてくれる人ほどありがたい存在はない。
pass:
Draft