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ファイザーとモダーナが待望の対COVID-19ワクチンを完成させ、さらにアストラゼネカがオックスフォードとの共同開発でより安価かつ流通が容易なワクチンを実用化しようとしている。議論はすでに、ワクチンの効能や安全性よりも、誰が最初にワクチンを受けるべきなのか、受ける優先順位はどのように決めるのか、子どもの摂取はいつ始めるべきなのかといった「接種前提」の話に移りつつある。▼だが、それはアメリカの話だ。感染者数も死者数も桁違いに増え続け、経済も医療も限界に近づいている悲惨な緊急事態だからこそトントン拍子に進んでいるところがある。では、日本はどうなるのか。アメリカを含めよりシビアな国への供給が安定した来年の春から夏くらいに後発のワクチンを導入するのか、それともオリンピックを見据えて可及的速やかにアストラゼネカあたりのワクチンに飛びつくのか。そのあたりの話は、いまのところ国内のニュースからは聞こえてこない。
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